パステルドリーミングアート~パステル学校ブログ~  今、迷ったり、悩んでいる人がいたら。
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今、迷ったり、悩んでいる人がいたら。


blog_import_4fd99d6c271a0.gifこんにちは、りょーたさんです。

今、迷ったり悩んでいる人がいたら。少し読んでほしいな。


僕が芝居をやっていたころのこと。
(今回は事務所に所属していた頃の話でね)


舞台にむけての練習が本当に厳しくてね。

本番前の2ヶ月ぐらいは、
完全に稽古のために生きているようなもの。

毎日、明日がむかえられるんだろうかって思うぐらい
とにかく必死で、とにかく全力で練習を重ねた。

自分で限界と思ったって、がんばっている人がいるから
そう、負けられないんだよ。

そこで終わったら、舞台ができなくなってしまう。
プロの舞台なんだよ、そこであきらめたら
何よりも自分自身が終わってしまうんだよ。

誰もが必死で、すさまじい練習の日々を乗り切った。


blog_import_4fd99d6c271a0.gif舞台は大成功だった。

……でもね。

そこまでやっても悔いが残るんだよ。

ひねり出せるだけ時間をひねりだして毎日全力でやり続けたのに、
毎日限界をこえるぐらいまでがんばったはずなのに
それでも悔いが残るんだよ。


舞台がうまくいったって、うれしい言葉をたくさんの方にいただいたって
それはそれ。

自分の中でもっとできたんじゃないか、
あれやっておけばよかった、これをやっておけばよかったなんてこと
いっぱい出てくるんだよ。

たとえもう一度、その時間に戻れたとしても
もうひねりだせる時間なんてないことはわかっている。

よくやったなあとは思う。
でも、やっぱり悔いが残るんだよ。


☆    ☆    ☆

誤解のないように言っておくと、
セリフなんかは「すでに完璧に自分の中に入っていることが前提」だからね。
セリフを覚える練習なんて、練習の数には入れないのが普通だからね。


もう1つ念のため言っておくと、実際は、稽古をやりすぎるのも
演技が固まりすぎてしまってよくないと言われる面もあるんだよ。

(だから、映像の仕事のときはいつもどおり。
 この舞台に関してはそういう戦略だったのだと思う)


でも、そういうよくない面だって、
実際に稽古をやりすぎるぐらいやってみないと分からないんだよ。
逆に、やりこんだほうがいいタイプの人だっているからね。

全部ね、自分でやってみないとわからないんだよ。
みつからないんだよ。


☆    ☆    ☆


ぶっちゃけた話、上に書いたことを
「なんか違う世界だなあ」と思う人もいると思う。

中には、1~2分ぐらいの出番の人もいたけど
誰もが尋常でない量の練習を重ねて、死ぬほどがんばっていたからね。

だけどね、わかってほしいのは
たとえ1分の出番の人だって「このセリフを言えばいいんですね」じゃないんだよ。

最高の1分をつくるんだよ。
芝居にとって、お客さんにとって、自分にとって、最高の1分をつくること。
それがその出番の人がやることなんだよ。

世間ではたかが1分かもしれないけれど、
僕は、その1分のためにすべてをかけて取り組む先輩の姿をみて、
何度泣きそうになって、何度負けるもんかと思ったことか。


☆    ☆    ☆


僕はありがたいことに、
時間も長くてすごくいい場面をもらえたんだけど
それは同時に、先輩の何十倍もやらなければ届かないことでもあって。

普通の稽古時間では足りない。
だったら電車の中でできることはないか、顔を洗いながらできることはないかとか
とにかく練習できる時間をひねりだしていく。

それだけではダメだ。
僕には先輩のような見映えも技もない。じゃあ、どうしたらそれを補えるか。
考えて考えて考え抜く、努力して努力して努力する。
絶対に負けない。へこたれない。とにかく前だけをみる。

そう心に決めて、僕は練習を重ねていった。


みんな「練習しなさい」って言われてやったわけじゃないよ。
「がんばります」なんて誰も言わないよ。
だって、そういうものじゃないじゃん。


☆    ☆    ☆


舞台が終わった後、今まで話したことのなかった大先輩に
「りょうたくんが練習している姿をみているといつも泣きそうになる」と言われて
なんだかグッときちゃってね。


☆    ☆    ☆


そこはプロの事務所だったし、
違う世界だと思う人もいるかもしれないけれど、
今、ここを見ている人で、悩んでいたり迷っている人がいたら、
上手いとか下手とかは、まずは横に置いておいて、
1枚でいいからさ、最高のものをつくろうと
取り組んで欲しいと思うんだよ。

構図が思いつかないという人は、
それこそシンプルな山だったり、丘だったりでいいから
やってみてほしいな。

時には、最高の1分の話を思い出してさ。


そういうことこそが、僕がパステル学校でいちばん伝えたいことなんだけどね。
なかなか伝わんないな(笑)。


☆    ☆    ☆


僕たちが稽古場で必死に練習している時間、
いつも先生がそこにいてね。

その先生は、僕が心から尊敬している俳優さんなんだけどね。
その舞台の練習のときは本当に厳しくて怖くてね。

僕はすごくよくしてもらってて、帰り道だったかな、先生が
「あいつをなんとかしたいなあ」って感じのことをぽろっと口にして。

それは、その子にがんばってもらいたいんだけど
今、厳しくしないと甘えてしまう、その子のために厳しくしてるんだよ
みたいな話でね。


その先生、ふだんはすっごくやさしい先生なんだよ。
人を怒れない性格なんだよ。

でも、心を鬼にして自分と戦いながら、舞台にむかっていたんだ。
最高のものをつくるために、そしてみんなのことを思いながら。

今まで人を怒ったことのないような人が、
みんながいる前で2ヶ月間ずーっと厳しくて
怖い顔でい続けるのってどれだけ大変なことか。


☆    ☆    ☆


長い文章になっちゃったけど、
何か1つでも伝わることがあればうれしいな。


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